ばね指

このようなお悩みはありませんか?
  1. 指が思うように伸びない
  2. 指の引っ掛かりが気になる
  3. 指の関節が痛い
  4. 朝、指の動きが悪い
  5. 指がスムーズに動く時と動かない時がある

ばね指とは?

手指には、指を曲げる屈筋腱と腱鞘という組織があります。
腱鞘とは屈筋腱が浮き上がってこないように押さえつけているもので、腱鞘の中を屈筋腱が移動することで指の曲げ伸ばしができます。
しかし、何らかの原因で腱鞘が炎症をおこすと腫れて厚くなり、腱の通り道が狭くなります。
それにより腱と腱鞘が擦れ、痛みを感じるようになります。
その状態を放っておくと、擦れた腱の一部にも炎症がおこり、腫れてくることで屈筋腱が腱鞘内を移動する際に引っかかり、ばね現象がおこります。

ばね指の原因とは?

ばね指の原因は手指の使いすぎによることが多いです。
また、ホルモンバランスの乱れにより腱や腱鞘が弱くなり、傷みやすくなるため、更年期や妊娠・出産後の女性にも多くみられます。
手指の中でも頻繁に使うことの多い親指や中指に好発し、まれに乳幼児の親指にも発症します。

ばね指に対する3つのアプローチ

セルフケア

ばね指は手指の使いすぎで発症することが多いため、自分で予防をすることができます。
特に主婦の方や手指を使うスポーツをする方、デスクワークの方などは知らず知らずのうちに手指を使ってることが多いです。
注意点としては、痛みが出た際は我慢せず、専門家にお早めにご相談ください。

接骨院

手指を庇いながら生活していると、周りの筋肉に負担がかかり、別の症状が発症しかねません。
接骨院では周りの筋肉や筋膜からアプローチができるため、二次的な痛みを防ぐことができます。
また、薬物療法による臓器への負担がないため、安心して施術を受けられます。

病院

ばね指は、屈筋腱と腱鞘の炎症によりおこっているため、レントゲンでは写らないことがほとんどですが、骨折等の骨の異常の有無など他の疾患との鑑別のために行うことをオススメします。

 

マッサージと接骨院の違い

マッサージ

・ 無資格または民間資格のスタッフが行っている事が多く、整骨院に比べると価格がリーズナブルになっている事が多い

・構造学・解剖学的な知識が豊富なわけではないので、骨格部分へのアプローチをできるマッサージ店は少なく、あくまで筋肉へのアプローチが中心になる

・骨格が歪んだままの状態で定着している為、一定時間立つと骨格に引っ張られる形で筋肉が凝り固まり、痛みが再発する

接骨院

・国家資格を持った施術者が在籍しているので解剖学的知識があり根本的な原因に対してもアプローチすることができる

・根本的な原因にアプローチしていくので肩こりなどその他の症状を含めて、症状の再発が発生しにくい状態を作る事ができる

・骨盤矯正だけ・整体施術だけをメインにしている整骨院もあるので必ずしも筋肉と骨格の両方にアプローチしているわけではない(店舗選びが重要)

いのラボグループのばね指に対する施術

筋骨格調整

ばね指の施術法としては当院の筋骨格調整で患部の炎症を抑えるための電気療法を行ったり、負担のかかっている筋肉や筋膜に手技療法で直接アプローチをします。
また、ばね指は一度治っても再発することも少なくないため、定期的にメンテナンスを行うこともオススメです。

まとめ

ばね指は、手指の使いすぎにより発症することが多いため、そのまま使いすぎていると治りが遅くなってしまったり、なかなか改善しないことも多いです。
そのため、まずは患部を可能な範囲で安静に保つことが必要です。
指の痛みを感じたら、ばね現象が生じる前に整形外科や接骨院を一度受診することをオススメします。

執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄