外反母趾

- 足の第1趾(母趾)が痛む。
- 足の第1趾(母趾)が内側を向いている。
- 足の第1趾(母趾)と第2趾が重なっている。
- ハイヒールをよく履くことがある。
- サイズの合わない(窮屈な)靴を長期間履いていたことがある。
外反母趾とは?

外反母趾は第1趾(母趾)が外反・回内する変形です。第1中足骨頭の内側への突出が原因で靴により圧迫されてしまい有痛性腱膜瘤(バニオン)を生じます。それにより母趾機能不全になってしまい、歩くたびに痛みが出たりや歩きにくさを感じます。また、歩行時のバランスが崩れやすい状態ですので足全体の疲労を感じやすくなったり、むくみや冷えの原因にもなります。

下半身太りと呼ばれるような状態の原因とも言われております。性差では、約10:1の割合で女性に好発します。これは女性特有の靴であるハイヒールやパンプスなどの踵の高い靴であったり、靴自体が伸び縮みしにくい素材で出来ていることが原因と考えられます。
外反母趾の原因とは?

外反母趾の原因は外的要因と内的要因に分けられます。外的要因としてハイヒールなどの靴の影響が大きく、解剖学的な内的要因としては母趾が第2趾と比較して長い足(エジプト型)や偏平足が挙げられます。また、第1中足骨内反や丸い骨頭形態、全身関節弛緩性なども関与していると言われております。発症は年々若年化しており、母趾周囲筋群のバランス異常を生じると年齢とともに変形が増悪すると言われております。
外反母趾を放っておくとどうなるの?

外反母趾は母趾の周囲のバランスが悪くなっていくと変形が進んでしまいます。痛みも徐々に悪化していきますので歩行にも支障が出るケースも多いです。また、母趾の機能不全により第2・3中足骨頭部に荷重がかかり、足底に有痛性胼胝(たこ)が出来てしまいます。母趾が外反することにより、他の足趾にも変形(槌趾変形や内反小趾)がみられます。それが原因で痛みが増えるケースもあります。足趾の動きは正常に出来なくなる場合もあります。
外反母趾治療とは?

まずは外反母趾の重症度を確認します。母趾の外反の角度、小趾や第2・3中足指節関節にも変形があるかどうかの検査を行い、日常生活などに潜む原因を究明するために丁寧なカウンセリングを行います。新潟市中央区・西区いのラボグループのはり灸接骨院・整体院では外反母趾治療だけでなく、セルフケアも指導いたします。外反母趾は普段の生活をどう過ごされるかでその後の症状が大きく変わっていきます。
簡単にできるものばかりですので、ご自身のペースで続けていきましょう!
1、筋骨格調整

筋骨格調整では全身の筋肉と骨格にアプローチしていきます。外反母趾だから足の治療だけでいいんじゃない?と思ってしまいますが、ここが大事なポイントです!もちろん外反母趾の骨格に対してもアプローチいたしますが、外反母趾が原因で体のバランスが悪くなっていることはほぼ確実だと思ってください。二足歩行である人間は、体の全体重を2つの足底で支えながら様々な活動をしています。

そんな地面と接地している唯一の足底に歪みが生じてしまっていたら必ず体の他の部分にも悪影響を及ぼしています。なかなか治らない頭痛、頑固な肩こり、不定期に感じる腰の痛み等は外反母趾からくる体の歪みが原因ではないかと考えております。新潟市中央区・西区いのラボグループのはり灸接骨院・整体院の筋骨格調整ではそれら全ての症状に対してアプローチしていきますので、特にお勧めの治療となっております。
2、ハイボルテージ療法

ハイボルテージ療法は患部の痛みが強い場合に行います。鎮痛作用に即効性があるのも特徴です。外反母趾は変形の度合いと痛みの強さは相関しないと言われております。新潟市中央区・西区いのラボグループのはり灸接骨院・整体院では変形があまりないからといって軽視することはございません。患者様の辛い症状に対して的確な治療を行います。筋骨格調整と併用して行っております。
3、テーピング
患部の変形が進まないように行うことが多いですが、変形して突出下部分が靴が当たって痛む場合に特に有効になります。ただし、テーピングだけを行うことによって変形と痛みが改善することは少ないので、テーピングは筋骨格調整と併用して行っております。
外反母趾まとめ

外反母趾は保存療法で痛みが軽減せずに変形が進行していくようですと手術が必要になるケースもございます。今はまだ痛みも我慢できるし、変形も少し気になる程度だから・・・と軽視してしまいますと、気が付いたら歩行にも支障をきたし立ち仕事やよく歩く仕事が続けられなくなってしまう恐れもあります。

痛みのせいで仕事に集中できない、足の疲れがなかなか抜けなくて困ってしまっている。という状態にならないためにも早めの受診をお勧めしております。少しでも気になることがございましたら新潟市中央区・西区いのラボグループのはり灸接骨院・整体院までご連絡ください。