座骨神経痛について

2023年10月27日

皆様こんにちは!本日のブログは、いのラボ接骨院グループ 小新院にて院長をしております鍼灸師の白土が担当させていただきます。

10月も終わりを迎え、そろそろ冬の気配が近づいてきそうな天候ですね。私は鍼灸師として、10年以上施術に携わって来ましたが、秋から冬にかけて増えてくる疾患といえば「座骨神経痛」だと思います。今回はこの「座骨神経痛」について鍼灸師という立場からもお話をしていきたいと思います。興味のある方は是非ともお付き合いください!

まずは解剖学的なお話からです。この座骨神経は腰椎から臀部を通って下肢、つま先にかけて走行している神経のことで、人体の中でもかなり長く太い神経です。実際にご献体の方の座骨神経を観察したことがありますが、確かに他の神経に比べて立派な神経だったことを覚えています。

次に、座骨神経痛が起きてしまう原因です。原因は大きく分けて3つに分けられます。1つ目は椎間板ヘルニア。2つ目は脊柱管狭窄症です。3つ目は梨状筋症候群などの筋肉の過緊張に原因があるものです。それぞれの疾患に関しては、過去ページや今後改めてブログにて記載したいと思いますので今回は割愛させていただきます。

続いて、座骨神経痛の症状ですが、代表的なものとしては臀部から下肢にかけての痺れや痛みがみられます。重症度によってかなり差が出ますが、酷い方は朝起きてからベッドから降りる際に、痛みで床に足をつけられない。といった症例も過去に経験があります。程度が軽い方は動作に問題はなく、通常通り日常生活を送れますが、やはり不快感は強いのでそのままにしておくのはあまりおすすめしません。

さて、以上が座骨神経痛についての基礎知識でしたが、ここからは私の経験談も踏まえてのお話になります。効果、効能を保障するわけではないのでご承知おきください。

それでは座骨神経痛の方がやらない方がいいことを3つご紹介します。

①長時間同じ姿勢でいること

デスクワークなどで、臀部や腿裏を圧迫してしまい、神経の絞扼や筋肉の緊張を強めてしまうので出来るだけ避けましょう。お仕事などで仕方のない場合は最低でも1時間に1回は立ち上がり、少し歩くなどして対処しましょう。

②食事が偏っている

意外かもしれませんが、神経痛は栄養不足によっても引き起こされると言われています。特にタンパク質、ビタミンC、ビタミンB12が不足すると神経痛の回復が遅れてしまうと言われていますので、バランスの良い食事を心がけましょう。リアルフードでの摂取が難しいと感じる方はサプリメントに頼るのもおすすめです。

③身体を冷やしている

意識的に身体を冷やそうとする方はあまりいないと思いますが、結果的に身体を冷やしてしまってる方は実は結構数いらっしゃいます。日ごろから冷たい飲み物やアイスをよく食べる。スカートやショートパンツなど足を出している格好が多いなど、身体を冷やすことによって血流が悪くなるので症状が悪化しやすくなってしまいます。

当てはまる項目があった方は出来る範囲で改善してみましょう!

座骨神経痛は症状の強さ・原因によって、接骨院で施術できる範囲と医療機関へ受診した方が良い場合とありますので、まずはその見極めが大切です。

いのラボ接骨院グループでは、理学検査・徒手筋力検査・神経支配領域における症状の把握を初診時に丁寧に行いますのでご安心ください。必要であれば、医療機関へ紹介状を書いた上でご紹介いたします。

いのラボ接骨院グループで施術を行う場合であれば、「筋骨格調整」という身体の歪みと過緊張を起こしている筋肉に対して、根本的な改善を目指します。また、神経痛は「はりきゅう施術」も効果がみられることがあります。はりで身体の深い部分の筋肉にも直接アプローチすることができますし、おきゅうでは温熱作用により筋緊張を緩和させたり、神経の異常な興奮を抑制させるといった効果も期待できます。はりきゅう施術においては、神経痛は健康保険での使用(医師の同意が必要)も認められておりますので、試してみる価値はあると思います。いのラボ接骨院グループのはりきゅう施術は痛みの少ない、温かくて気持ちのいい施術を心がけておりますので、はりきゅう施術を受けたことのない方でもご安心ください。興味のある方はぜひ一度、いのラボ接骨院グループにお問い合わせください。※現在、全ての院で、はりきゅう施術が受けられる訳ではございません。詳しくは店舗へご確認ください。今回は、「座骨神経痛」に関してお話させていただきました。ありがとうございました!

執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄

関連記事