足底筋膜炎でも大丈夫!

2025年08月15日

痛みを和らげながらできる運動や趣味

足の裏にズキッとくるあの痛み…。
足底筋膜炎を抱えていると、「もう運動できないのかな?」「趣味も我慢しないといけないの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか?

確かに、無理な運動は炎症を悪化させる可能性があります。ですが、適度に体を動かすことで血流を促し、回復を助ける効果もあるのです。

今回は、足底筋膜炎でも比較的安心して楽しめるおすすめの運動・趣味をご紹介します!


◆ 痛みが強い時は「安静」が第一

まず前提として、痛みが強い時期(急性期)には無理に動かさないことが大切です。この時期は患部を休ませ、アイシングやストレッチ中心のケアを行いましょう。


◆ 比較的安全にできる運動・趣味5選

① 水中ウォーキング・アクアエクササイズ

水の浮力が足裏への負担を軽減してくれるため、運動不足解消にもおすすめ。足に優しく、関節もスムーズに動かせます。


② 自転車エルゴメーター(室内バイク)

座ったまま行うので、足底に体重がかかりにくいのがメリット。有酸素運動をしたい方にぴったりです。ペダルを踏む際も、かかと側に意識を置くと負担を軽減できます。


③ ヨガやピラティス(立位を避けたメニュー)

床に座って行うポーズや、仰向けで行う呼吸法・体幹トレーニングなどは、足裏への負担が少なく、身体全体のバランスも整えられるのでおすすめです。


④ 上半身中心の筋トレ(座位で可能)

ダンベルを使った腕の筋トレや、チューブを使った肩甲骨周りのエクササイズなどは、足を使わずに運動習慣を維持できます。


⑤ 手芸・読書・音楽などの趣味を楽しむ

痛みのある時期は、無理に動こうとせず、**心と身体を休める時間ととらえて、室内で楽しめる趣味に集中するのも◎**です。ストレスをためないことも回復を早めるポイントです。


◆ 運動する際の注意点

  • 運動前後は必ずストレッチで筋肉をゆるめる
  • 少しでも痛みを感じたらすぐに中止する
  • クッション性の高い靴やインソールを使う
  • 運動量は**「翌日に痛みが残らない」範囲にとどめる**

無理のない範囲で、継続できる活動を選ぶことが大切です。


◆ まとめ

足底筋膜炎だからといって、すべての運動や趣味を我慢する必要はありません。
大切なのは、「足に負担をかけずにできることを見つける」こと。

正しく体を動かし、心地よく過ごすことで、回復にも良い影響を与えます。

「自分に合った運動がわからない…」という方は、ぜひお気軽に専門家へご相談ください。当院でも、症状に応じた運動メニューや生活アドバイスをご提案しています!

執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄

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