【変形性膝関節症とは?】膝の痛みの正体を知ろう!原因と症状を徹底解説

2025年10月20日

「立ち上がる時に膝が痛い」「歩くと膝がギシギシする」――そんな経験はありませんか?
その原因の一つとして多いのが、【変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)】です。特に中高年の方に多く見られ、放っておくと歩行がつらくなったり、日常生活に支障をきたすこともあります。

◆変形性膝関節症とは

膝関節は、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)、その間にある軟骨で構成されています。軟骨はクッションのような役割を持ち、衝撃を吸収しスムーズな動きを助けています。
しかし、加齢や負担の蓄積によってこの軟骨がすり減り、関節に炎症や変形が起こる状態が「変形性膝関節症」です。

◆原因

最も多い原因は「加齢」ですが、それだけではありません。
・長年の膝への負担(立ち仕事・重い荷物の持ち運び)
・体重の増加(肥満による膝への圧力)
・O脚などの脚のアライメントの乱れ
・過去のケガ(半月板損傷や靭帯損傷)
なども発症リスクを高めます。
特に女性は、加齢によるホルモンバランスの変化で骨や関節が弱くなりやすく、発症率が高いと言われています。

◆症状

初期では「動き始めの痛み」が特徴的です。朝起きて立ち上がる時や、椅子から立つ時など、動き出しに膝が痛むけれど、少し動かすと楽になる――そんな状態です。
進行すると、歩行中や階段の上り下りでも痛みを感じるようになり、関節が腫れたり、膝の曲げ伸ばしがしづらくなることもあります。重度になると、膝の形が変わり(O脚が強くなるなど)、正座やしゃがむ動作が困難になります。

◆接骨院でできること

変形性膝関節症は、「もう治らない」と思われがちですが、痛みの軽減や進行を防ぐことは十分可能です。
接骨院では、痛みの原因の一つの筋肉の緊張を緩め、関節への負担を減らす施術を行います。また、関節を安定させるための筋トレ指導や、日常生活での姿勢・歩き方の改善も重要です。
お家でのケアもお伝えし、患者さん一人ひとりに合わせた施術を行います。

◆まとめ

変形性膝関節症は、早い段階でのケアがとても大切です。痛みを我慢して動かさないでいると、筋肉が弱り、さらに悪化することもあります。
「年のせいだから…」とあきらめず、少しでも膝に違和感を感じたら早めの受診をおすすめします。
適切な治療と日常の工夫で、痛みのない快適な生活を取り戻しましょう。

【膝変形性関節症はいのラボにお任せください】

執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄

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