オスグッドでも部活を休まない!痛みを悪化させずに練習をつづけるための「正しい運動量」の見極め方

2026年02月18日

オスグッド(オスグッド・シュラッター病)に悩む学生アスリートにとって、「休めば治る」と言われても「レギュラー争いがあるから休みたくない」「最後の大会が近い」という現実は切実ですよね。

実は、オスグッドは「完全に休む」か「無理してやる」かの二択ではありません。*正しい知識を持って運動量をコントロールすれば、練習を続けながら改善を目指すことは十分に可能です。


1. なぜオスグッドでも「休まなくていい」のか?

オスグッドは、成長期の柔らかい骨が、太ももの筋肉(大腿四頭筋)に引っ張られることで起きる「オーバーユース(使いすぎ)」の代表格です。

かつては「痛みが引くまで完全安静」が主流でしたが、現在は「痛みの範囲内で負荷を調整する(ロードマネジメント)」という考え方が一般的です。完全に休んでしまうと、筋力や感覚が落ち、復帰した時に再発しやすくなるからです。


2. 練習を続けるための「正しい運動量」の見極め方

「どこまでやっていいのか」を判断するための、2つの絶対的な基準を紹介します。

① 「10段階の痛みスケール」で判断する

自分の今の痛みを、0(無痛)から10(耐えられない激痛)で数値化してみましょう。

  • 0〜3(セーフ): 練習を続けてOK。
  • 4〜6(注意): 練習メニューを「痛みが出る動き」はできるだけ気を付ける。
  • 7以上(ストップ): その日の練習は即中止し、まずケアに専念する。

② 「翌朝の痛み」をチェックする(これが一番重要!)

練習中に少し痛くても、「翌朝、起きた時に痛みが引いているか」が最大の判断基準です。

  • 翌朝に痛みが残っている、または悪化している場合: 前日の練習量は「オーバー(やりすぎ)」です。
  • 翌朝にはスッキリしている場合: その練習量は、今の君の体が耐えられる「適切な負荷」です。

3. 練習メニューの「引き算」を覚えよう

「全部出る」か「全部休む」ではなく、メニューをカスタマイズしましょう。オスグッドの場合、特に負担がかかる動きは決まっています。

負担が大きい動き(調整が必要)負担が少ない動き(積極的にやって良い)
ダッシュ、急なストップ上半身の筋トレ、体幹トレーニング
ジャンプ、着地動作軽いジョギング、ステップワーク
深いスクワット、階段昇降フォームチェック、戦術確認
ボールを強く蹴る(サッカーなど)ハンドリング、パス練習(軽い力で)

4. 悪化させないための鉄則

運動量を調整するのと並行して、以下のケアを必ずセットで行ってください。

  1. 太ももの前(大腿四頭筋)を緩める: オスグッドの根本原因は、この筋肉の硬さです。
  2. 練習直後のアイシング: 痛みがある部分は炎症が起きています。練習後15分〜20分、氷嚢で患部を冷やしてください。

まとめ:自分の体の「声」を聞くチャンス

オスグッドは、一生続く痛みではありません。成長が落ち着けば必ず治ります。

大切なのは、痛みを我慢してボロボロになることではなく、「今の自分にできるベストな負荷」を自分でコントロールする力を身につけることです。これは将来、プロを目指す上でも、怪我と付き合う上で非常に重要なスキルになります。

「今日はどこまでできそうかな?」

毎日自分の膝と対話しながら、賢く部活を続けていきましょう!

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執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄

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