膝が痛いからテーピング?その前に知ってほしい3つの膝トラブル
2026年01月15日
「膝が痛い=とりあえずテーピングを巻く」
スポーツ現場や保護者の方から、よく聞く対応です。
確かにテーピングは一時的に負担を軽くする手段にはなります。
ただし、痛みの原因を間違えたまま巻いてしまうと、改善しないどころか長引くことも少なくありません。
今回は、特に相談の多い
オスグッド・ジャンパー膝・鵞足炎
この3つの膝トラブルについて、「テーピングの前に知ってほしい視点」をお伝えします。
① オスグッド病|成長期特有の膝の痛み
痛む場所
膝のお皿のすぐ下(脛骨粗面)
起こりやすい時期
小学生高学年〜中学生の成長期
特徴
- 走る・ジャンプで痛む
- 押すと骨が出っ張って痛い
- 練習後や翌日に強くなることが多い
テーピングの前に考えたいこと
オスグッドは「膝の使いすぎ」だけでなく、
成長による骨と筋肉のアンバランスが大きく関係します。
テーピングで引っ張りを軽減することはできますが、
それだけでは根本的な解決にはなりません。
▶ 太ももの柔軟性
▶ 練習量と休養のバランス
▶ 成長期に合わせた運動調整
これらを見直すことが最優先です。
② ジャンパー膝|膝のお皿周囲が痛むスポーツ障害
痛む場所
膝のお皿の下(膝蓋腱)
起こりやすい競技
- バレーボール
- バスケットボール
- サッカー などジャンプ動作が多い競技
特徴
- ジャンプや着地で痛む
- 動き始めより、使い続けた後に痛くなる
- 押すと腱がピンポイントで痛い
テーピングの前に考えたいこと
ジャンパー膝は、
膝だけで衝撃を受けている動作が原因になっていることが多いです。
テーピングで腱をサポートしても、
- 股関節や足首がうまく使えていない
- 着地動作が硬い
こうした問題が残っていると、再発しやすくなります。
▶ 動作チェック
▶ 下半身全体の使い方
▶ 疲労の蓄積具合
ここを無視して「巻けばOK」は危険です。
③ 鵞足炎|膝の内側がズキッと痛む
痛む場所
膝の内側(お皿よりやや下)
起こりやすい動き
- ランニング
- 切り返し動作
- 膝が内に入るクセがある場合
特徴
- 階段の上り下りで痛い
- 押すと内側がピンポイントで痛い
- 走り始めに違和感が出やすい
テーピングの前に考えたいこと
鵞足炎は、
太もも内側・股関節・足部の使い方が大きく関係します。
内側をただ固定するようなテーピングは、
逆に動きを邪魔してしまうケースもあります。
▶ 膝が内に入る動作
▶ 股関節の安定性
▶ 足裏の接地
こうしたポイントの評価が欠かせません。
テーピングは「治すもの」ではなく「補助」
いのラボでは、
テーピングを万能な対処法とは考えていません。
- 痛みを一時的に和らげる
- 悪化を防ぐためのサポート
として使うことはあっても、
「巻いて終わり」にはしないことを大切にしています。
本当に必要なのは、
- 痛みの正体を知る
- 体の使い方を見直す
- 運動量や負荷を調整する
この順番です。
まとめ|膝が痛いときほど、巻く前に立ち止まる
膝の痛みは、
原因によって対処法がまったく違います。
「痛いからテーピング」ではなく、
「なぜ痛いのか?」を知ること。
それが、
遠回りのようで一番早い回復への近道です。
膝の痛みで悩んでいる方は、
ぜひ一度いのラボにご相談ください。



