【専門家監修】オスグッドの痛みを根本から治すために
2025年12月18日
「運動すると膝の下が痛い」「成長痛と言われたけど、なかなか良くならない」
そんな症状がある場合、オスグッド・シュラッター病(以下オスグッド)の可能性があります。
オスグッドは成長期に多くみられる膝のトラブルですが、
正しい対応をすれば、痛みを長引かせず改善を目指すことが可能です。
今回は、オスグッドの痛みを根本から改善するためにいのラボでしていることを解説します。
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■ オスグッドとは?
オスグッドは、成長期の子ども(特に10〜15歳)に多く、
ジャンプやダッシュを繰り返すスポーツ(サッカー・バスケ・陸上など)で起こりやすい症状です。
太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が硬くなり、
その牽引力が膝のお皿の下(脛骨粗面)に繰り返しかかることで、
痛み・腫れ・骨の出っ張りが出現します。
「成長が止まれば治る」と言われることもありますが、
適切なケアをしないと、痛みが慢性化するケースも少なくありません。
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■ オスグッドいのラボでの治し方
【STEP①】痛みを悪化させない環境づくり
まず大切なのは、痛みをこれ以上強くしないこと。
痛みが強い時期に無理をすると、回復までに時間がかかります。
• 痛みが強い日は運動量を調整
• ジャンプやダッシュの回数を減らす
• 運動後はアイシングで炎症ケア
「完全に休む」のではなく、痛みの出ない範囲での調整がポイントです。
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【STEP②】原因を取り除く
オスグッドの大きな原因は、太ももの前の筋肉の硬さです。
この筋肉が硬いままだと、膝への負担は減りません。
• 太もも前(大腿四頭筋)のストレッチ
• 股関節・お尻周りの柔軟性アップ
• 施術による筋緊張の緩和
筋肉を「伸ばせる状態」に整えることで、
膝への引っ張りストレスを軽減します。
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【STEP③】再発しない体づくり(動きの改善)
痛みが落ち着いてきたら、最後は再発予防の段階です。
• 体幹・股関節の安定性アップ
• 太ももに頼りすぎない動きの習得
• 正しい走り方・ジャンプ動作の指導
ここまで行うことで、
「痛みが取れたら終わり」ではなく、安心してスポーツを続けられる体を目指します。
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■ いのラボでのオスグッド対応
いのラボでは、オスグッドに対して
• 筋肉、筋膜に対しての施術
• 膝以外の身体評価、可動域、フォームの改善
• トレーナーによる体の使い方指導
を組み合わせ、段階的な改善プランをご提案しています。
お子さんの状態に合わせて、「今やるべきこと」を明確にするのが特徴です。
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■ まとめ
オスグッドは、
「成長痛だから仕方ない」「我慢すれば治る」
という考えだけでは、長引いてしまうことがあります。
お子さんの膝の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度いのラボへご相談ください。
スポーツを頑張る成長期の体を、専門的にサポートいたします。



