【意外と知らない】変形性膝関節症の痛みに効く!おすすめの運動とNGな運動

2025年11月4日

「膝が痛いから、運動はやめておいた方がいいですよね?」

そんな声をよく聞きます。

ですが、変形性膝関節症の痛みは“動かさなすぎ”でも悪化することがあるんです。

実は、正しい運動を取り入れることで膝の負担を減らし、痛みをやわらげることができます。

今回は、膝にやさしいおすすめの運動と、避けたほうがよいNG運動を紹介します。

◆ 膝に効くおすすめの運動🙆‍♀️

① 太もも前側(大腿四頭筋)を鍛える運動

膝を守る筋肉の代表格が「大腿四頭筋」。

この筋肉をしっかり鍛えることで、関節の安定性が高まり、膝への衝撃をやわらげてくれます。

〈簡単イス運動〉

  1. 椅子に浅く腰かけ、背筋を伸ばす
  2. 片脚をゆっくり前に伸ばして、膝をできるだけまっすぐに
  3. そのまま5秒キープして、ゆっくり戻す
    左右10回ずつ、1日2〜3セットが目安です。

痛みが強いときは無理せず、膝の角度を浅めにするだけでもOKです。

② ももの内側(内転筋)を鍛える

内ももの筋肉は、膝が外側に開きすぎるのを防ぐ働きをします。

タオルやクッションを膝の間に挟み、軽く押し合うように力を入れるだけでも効果的。

膝のバランスを整えるうえでとても大事なトレーニングです。

③ 水中ウォーキング・自転車運動

関節に負担をかけずに全身の筋肉を動かせる運動です。

水中では浮力で体重が軽くなり、膝にかかる負担が約1/3程度まで減るといわれています。

膝の痛みが強い方は、陸上よりも水中や自転車での運動から始めるのがおすすめです。

◆ NGな運動🙅‍♀️

一方で、膝に過度な負担をかけてしまう運動もあります。

次のような動きは、症状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。

  • 深いスクワット(膝を90度以上曲げる動き)
  • 急な方向転換を伴うスポーツ(バスケット・テニスなど)
  • ジョギングなどの衝撃が大きい運動
  • 長時間の階段昇降や正座

特に痛みがあるときは、「動かすよりも支える」意識を持つことが大切です。

◆ いのラボでは「体に合わせた運動」で機能改善

いのラボでは、グループ内にパーソナルトレーニング施設を併設しています。

そこでは、【一人ひとりの身体の状態に合わせた“無理のない機能改善トレーニング”】を行っています。

「運動したいけど、どんな動きがいいのかわからない」

「膝が痛くてジムには行けない」

そんな方も安心して取り組めるよう、柔道整復師・トレーナーがサポートしながら、膝を守るための正しい動きを身につけていきます。

ただ鍛えるのではなく、“正しく動かせる体”をつくることが痛み改善への近道です。

◆ まとめ

変形性膝関節症は、「動かさない」のではなく「正しく動かす」ことで改善が期待できます。

痛みの少ない範囲で、少しずつ筋肉を目覚めさせていきましょう。

いのラボでは、施術と運動を組み合わせて、膝の機能改善と再発予防をサポートしています💪

「どんな運動が自分に合っているのか知りたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

あなたの膝に合わせた最適なケア方法をご提案します‼️

執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄

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