有痛性外脛骨でもスポーツを諦めない!施術期間・費用・長期化させないためのポイント
2025年06月9日

有痛性外脛骨(ゆうつうせいがいけいこつ)は、足の舟状骨の内側にある過剰骨「外脛骨」が、スポーツなどの活動によって炎症を起こし、痛みを伴う疾患です。特に成長期の若年者に多く見られますが、成人でも発症することがあります。
しかし、有痛性外脛骨と診断されても、スポーツを諦める必要はありません。適切な治療とセルフケアを行うことで、痛みを軽減し、スポーツ復帰を目指すことが可能です。
施術期間について
有痛性外脛骨の施術期間は、症状の程度や個人の状態、治療法によって大きく異なります。
- 保存療法(初期治療):
- 安静・運動制限: 痛みが強い初期段階では、数週間から数ヶ月の運動制限や安静が必要になる場合があります。
- 理学療法(リハビリ): 炎症が治まってきたら、足底の筋力強化やストレッチ、足関節の可動域改善などを行います。数週間~数ヶ月継続することが一般的です。
- インソールやテーピング: 足のアーチをサポートし、後脛骨筋への負担を軽減するために使用します。これは痛みが続く間、あるいはスポーツ活動を再開した後も継続的に使用することが推奨されます。
- 症状が軽度であれば、数週間で痛みが軽減し、スポーツ復帰できるケースもあります。
- 手術療法:
- 保存療法で改善が見られない場合や、痛みが繰り返し生じる場合に検討されます。
- 手術の種類(外脛骨摘出術など)にもよりますが、手術後数週間はギプス固定が必要な場合もあります。
- 本格的なスポーツ復帰までには、リハビリを含めて2~3ヶ月以上かかることが多いです。
一般的な目安としては、軽度であれば数週間〜数ヶ月、重度の場合や手術を伴う場合は数ヶ月〜半年以上の期間を要すると考えられます。
費用について
施術費用は、医療機関の種類(整形外科、整骨院、接骨院など)や治療内容、保険の適用有無によって大きく異なります。
- 整形外科:
- 診察、レントゲン検査、投薬、リハビリテーションなどが保険適用となることが多いです。
- インソールは保険適用外となる場合もありますが、オーダーメイドの医療用インソールは一部保険適用になるケースもあります。
- 手術を行う場合は、高額療養費制度などの対象となる可能性があります。
- 整骨院・接骨院:
- 柔道整復師による施術(電気療法、手技、テーピングなど)が保険適用となる場合があります。ただし、慢性的な痛みや原因がはっきりしない場合は保険適用外となることもあります。
- 自由診療のメニューも多く、その場合は全額自己負担となります。
- 具体的な料金は各院によって異なりますが、保険適用で数百円~数千円、自由診療では数千円~1万円程度/回が目安となることが多いようです。(上記検索結果では、1回あたり2,000円台〜1万円程度と幅がありました。)
事前に医療機関に問い合わせて、料金体系を確認することをおすすめします。
長期化させないためのポイント
有痛性外脛骨の痛みを長期化させないためには、以下のポイントが重要です。
- 早期発見・早期治療: 痛みが始まったら放置せず、できるだけ早く専門医を受診することが大切です。早期に適切な治療を開始することで、症状の悪化を防ぎ、回復を早めることができます。
- 適切な安静と運動量調整: 痛みが強い時期は、無理にスポーツを継続せず、安静にすることが最も重要です。痛みの程度に合わせて、運動量を徐々に調整していくようにしましょう。
- インソールやテーピングの活用: 足のアーチをサポートし、後脛骨筋への負担を軽減するインソールやテーピングを積極的に活用しましょう。特に扁平足傾向がある場合は有効です。
- リハビリテーションの継続: 後脛骨筋のストレッチ、足裏の筋肉(足底内在筋)の強化、足関節の可動域改善など、専門家から指導されたリハビリメニューを継続して行うことが重要です。
- 適切なシューズ選び: 足に合った、クッション性があり、アーチをサポートする機能のあるシューズを選ぶことが大切です。
- 運動前後のケア: 運動前には十分なウォーミングアップとストレッチ、運動後にはアイシングをしっかり行い、筋肉の疲労を蓄積させないようにしましょう。
- 体幹の強化: 体幹の不安定性は、足への負担を増やす要因となることがあります。体幹を強化することで、全身のバランスを改善し、足への負担を軽減できる場合があります。
- 再発予防の意識: 痛みが治まった後も、再発予防のためのストレッチや筋力トレーニング、インソールやシューズ選びなどを継続し、長期的な視点でケアに取り組むことが重要です。
有痛性外脛骨は、適切な治療とセルフケアを続けることで、多くの場合スポーツ復帰が可能です。焦らず、相談しながら治療を進めていきましょう。
有痛性外脛骨に対する詳しい内容はこちら!
https://inolabo-sekkotsuin.com/syojyo/gaikeikotu/
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