肩こりのメカニズムを図解!専門家が解説

2024年12月31日

肩こりとは??
まず、肩こりとは首筋、首の付け根から肩や背中にかけて、つっぱる、こる、痛みなどを感じることや、頭痛や吐き気を伴う症状のことを指します。

ではなぜ肩こりを起こるのでしょうか??

  1. 筋肉の緊張
    長時間同じ姿勢を続ける(デスクワークやスマートフォンの使用など)と、肩や首の筋肉が緊張しやすくなります。身体が緊張状態を覚えてしまい、戻らなくなってしまいます。
    ストレスや不安も自律神経が関係し、筋肉の緊張を引き起こす要因にもなります。
  2. 血行不良
    筋肉が緊張すると、筋肉の間を通る血管が圧迫され血行が悪くなります。これにより、酸素や栄養素が筋肉に届きにくくなり、疲労物質が蓄積することで、肩こりをさらに悪化させる悪循環を生み出します。
  3. 神経の圧迫
    筋肉の緊張が続くことで、周囲の神経が圧迫され、痛みやしびれが生じることがあります。
    特に、頸椎(首の骨)に関連する神経が影響を受けることが多く、腕や指先に痺れを訴える患者様も多くいらっしゃいます。
  4. 姿勢の影響
    不良姿勢(猫背や前かがみの姿勢)は、肩や首に余分な負担をかけます。
     人間の頭はボーリングの球くらいの重さがあり、スマホやゲーム時に首が前に倒れることで首から肩にかけて角度によっては小学校低学年の子を肩車しているくらいの負担が常にかかります。特定の筋肉が過度に働き、他の筋肉が弱くなり、バランスが崩れ症状が現れます。
  5. 運動不足
    定期的な運動が不足すると、運動不足により筋肉が弱くなったり、血行が悪くなったりすることで肩周りの筋肉に負担がかかりやすくなります。
    また、筋力不足によっえ姿勢の維持が難しくなり、さらに肩こりを引き起こします。

このように、肩こりは複数の要因が絡み合って引き起こされるため、総合的な対策が重要です。

その中でも姿勢が肩こりに大きく関与します。
なぜ姿勢が肩こりに繋がるか図を使って説明します。

まず、巻肩という姿勢ですが巻肩には胸の筋肉が大きく関わっています。下の図の胸の筋肉(大胸筋、小胸筋)は腕に向かってついています。


腕を前に持ってくる作用があるので、デスクワークなど腕が前にある状態が続くと胸筋は収縮した状態を覚えてしまい肩を戻そうと思っても戻らない巻肩の状態になります。

巻肩になることで肩甲骨が外側に行くことで、肩甲骨に付着する僧帽筋(下図)が常に緊張状態にあることになり、肩こりの症状が現れます。

僧帽筋の緊張があると姿勢が悪くなるため、負のサイクルに陥るため、早めに姿勢を直すことが大切です。

いのラボでは肩こりの症状改善はもちろん、根本的に改善するため、姿勢矯正もしております。

気になることがあればお気軽にご連絡ください♪

執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄

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