膝の〈内側〉が痛むならオスグッドじゃないかも

2026年03月11日

鵞足炎を悪化させないための対処法

「成長期だからオスグッドですね」

そう言われたけど、痛い場所は膝の内側。

実はこのケース、現場ではとても多く、

オスグッドではなく鵞足炎(がそくえん)の可能性があります。

今回は、

膝の内側が痛むときに考えたい鵞足炎の特徴と、悪化させないための対処法をお伝えします。


膝の内側の痛み=オスグッドではない理由

オスグッド病の主な痛みの場所は、

👉 膝のお皿のすぐ下(正面)

一方で、鵞足炎は

👉 膝の内側・やや下

この「痛む場所の違い」はとても重要です。

  • 押すと内側がピンポイントで痛い
  • 走り始めや階段でズキッとする
  • 練習後より、動き出しがつらい

こうした特徴があれば、

オスグッドではなく鵞足炎を疑う必要があります。


鵞足炎ってどんな状態?

鵞足とは、

太もも内側〜後ろの筋肉(縫工筋・薄筋・半腱様筋)が

膝の内側に集まって付く部分のこと。

鵞足炎は、

  • 走る
  • 切り返す
  • 膝が内に入る

こうした動作が繰り返されることで、

筋肉と骨の付着部に炎症が起きた状態です。

つまり問題は、

👉 膝そのものではなく

👉 体の使い方にあります。


やってしまいがちなNG対応

鵞足炎でよくある悪化パターンがこちらです。

❌ 内側を強く固定するテーピング

→ 動きを止めすぎて、かえって負担が集中

❌ 痛いところだけをひたすら冷やす

→ 原因となる動作が変わらず再発

❌ 「成長痛だから」と我慢して練習継続

→ 慢性化しやすい

鵞足炎は、

我慢すれば治るタイプの痛みではありません。


鵞足炎を悪化させないための対処法

① 膝が内に入る動作をチェック

  • ジャンプの着地
  • 走るときのフォーム
  • 片脚で立ったときの安定性

ここで膝が内に入っていないかが重要です。


② 股関節と太もも内側の使い方を見直す

鵞足部に負担が集中する人ほど、

  • 股関節が不安定
  • 太もも内側が頑張りすぎ

という傾向があります。

「膝を守る=股関節を使える体にする」

この視点が欠かせません。


③ テーピングは“補助”として使う

テーピングは、

  • 痛みを一時的に和らげる
  • 練習中の不安を減らす

ための補助的な手段です。

貼り方や強さを間違えると、

逆に悪化することもあります。

「とりあえず巻く」ではなく、

体の状態に合わせて使うことが大切です。


それでも痛みが続くなら

膝の内側の痛みは、

  • 鵞足炎
  • 半月板
  • 他の内側トラブル

が隠れていることもあります。

自己判断で長引かせる前に、

一度しっかり評価することが重要です。


まとめ|膝の内側が痛いなら、場所を信じて

  • 膝の内側の痛みはオスグッドとは限らない
  • 鵞足炎は体の使い方が大きく関係する
  • テーピングや安静だけでは不十分なことも多い

「どこが痛いか」は、

体からの大事なサインです。


📌 膝の内側の痛みでお悩みの方へ

自己流で対処する前に、ぜひ一度いのラボにご相談ください。

痛みの原因を整理し、今の体に合った対処法をご提案します

執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄

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