膝の屈曲拘縮

2023年10月25日

 みなさん、こんにちはいのまた接骨院です!
もうすっかり気温も下がり、朝晩かなり冷えますね。
そろそろこたつの用意もしておかないとですね。

気温が下がると身体も強張ってしまいます。
今回は、膝の屈曲拘縮についてお話ししていきます。

・膝が思うように伸びない
・立ち上がる際、膝に痛みがある
・正座ができない

このような症状はありませんか?

膝の痛みは「歳のせい」と、我慢してしまう方が多いですが、
そのせいで活動量が低下し、それに伴って筋力も低下してしまい負の連鎖が始まってしまいます。
膝周りの筋力低下は、膝の屈曲拘縮の原因になります。
まずは、膝の屈曲拘縮の原因となる筋肉の代表として4つ筋肉を紹介します。

1つ目は大腿四頭筋です。
膝を伸ばす、膝を持ち上げるという作用があり、歩行や起立姿勢でも作用します。
この筋肉が硬くこわばって緊張してしまうとモモの前がつっぱり膝を曲げこめなくなってしまいます。
たくさん歩いたり、長時間立っていると疲労してしまい緊張が起こります。
四頭筋の緊張により膝のこわばりが起こってしまいます。
2つ目はハムストリングスです。
膝を曲げる、足を後ろへ持ち上げる、股関節の内旋・外旋などの作用があります。
この筋肉が硬くこわばってしまうと膝が曲げ込みづらくなってしまいます。
3つ目は膝窩筋です。
膝を曲げる時に下腿を内旋させる作用があります。
この筋肉が緊張を起こしてしまうと膝を曲げづらくなってしまいます。
よく曲げた時に挟まるような感じがするのはこの筋肉が原因かもしれません。
膝のこわばりは筋肉の緊張から起こります。
筋肉の緊張=柔軟性不足=膝のこわばり=痛み
と、なるので筋肉の緊張を取り除く必要があります。

膝が完全に伸ばせない状態では歩く時に正常より大きな力が筋肉に求められ、左右にぶれたりしてしまい、完全に曲げ伸ばしできない状態では筋肉の力も制限されてしまいます。



🔹膝関節屈曲拘縮のセルフチェック🔹

床に座り足を伸ばした状態で、膝の裏が床に付いていないと屈曲拘縮の疑いがあります。
ぜひお家でやってみてください!

「膝が曲がらない」からといって原因が膝だけとは限らず、骨盤の歪みが原因となるケースもあります。
日常生活の中での繰り返し行う動きや、負担のかかる動きの積み重ねによって骨盤は少しずつ歪み、傾いたりしてしまいます。
 
そのような状態が続いてしまうと足の付け根にあたる骨盤は歪み、足の長さに違いが出てきてしまいます。
脚の長さが違えばどちらかの膝に負担が集中してしまうため、膝痛の原因にもなってしまいます。


もし、少しでも心当たりのある方は早めの治療が必要になります。
特に40代以上で、違和感があると要注意になります。
膝が思うように曲げられなかったり、伸ばせなかったりする症状は変形性膝関節症の初期症状にあたります。

また、
当院では、独自の治療法で根本的に改善します。
原因となる場所に適切にアプローチし、ご自宅でできるトレーニングや、ストレッチもお伝えして早期改善、再発防止を目指します。

その他身体のお悩みがありましたらお早めにご連絡ください😌

執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄

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