自宅でできる!

2025年09月12日

捻挫の腫れと痛みを和らげる簡単ケア

足首や手首をひねってしまったとき、腫れや痛みがつらいですよね。そんな時、病院へ行くまでの間や通院後も自宅でできるケアがあります。正しい方法を知って、症状の悪化を防ぎましょう!


◆ 1. 安静にする(Rest)

まずは痛めた関節を動かさず、安静にすることが基本です。無理に歩いたり手を使ったりすると、靭帯や筋肉の損傷が悪化します。可能なら松葉杖やサポーターを使い、負担を減らしましょう。


◆ 2. 冷やす(Ice)

氷や冷却パックで15〜20分ずつ冷やします。冷やすことで血管が収縮し、腫れや炎症を抑える効果があります。氷を直接肌に当てると凍傷になるので、必ずタオルなどに包んでください。これを1日に数回繰り返すのが効果的です。


◆ 3. 圧迫する(Compression)

弾性包帯やテーピングで軽く圧迫すると腫れを抑えられます。ただし、巻きすぎると血流が悪くなり逆効果なので、痛みやしびれを感じたらすぐに緩めてください。


◆ 4. 挙上する(Elevation)

患部を心臓より高い位置に上げることで、血液やリンパの流れが促進され、腫れが引きやすくなります。寝る時はクッションなどを使って足や手を高く保つとよいでしょう。


◆ 5. 痛みが落ち着いたら軽い動きから

腫れや痛みが和らいできたら、無理のない範囲で関節をゆっくり動かすリハビリを始めます。固まらないように動かすことが回復を早め、再発予防にもなります。


◆ ◆ 注意点

  • 痛みや腫れがひどい、足をつけない場合はすぐに医療機関を受診しましょう。
  • 無理に動かしたり熱を加えたりすると悪化する恐れがあります。
  • 圧迫や冷却は適切に行い、異変を感じたら中止してください。

◆ まとめ

捻挫の痛みと腫れは、適切なケアで軽減できます。
「RICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)」を自宅でしっかり行い、痛みが和らいだら少しずつ動かすことが回復のポイントです。
不安な場合は専門家に相談し、正しい治療を受けましょう。


当院でも捻挫の応急処置からリハビリまでサポートしています。ご不明点やお悩みがあればいつでもご連絡ください。

執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄

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