骨盤の歪みと腰痛の関係:正しい骨盤ケア方法

2024年11月19日

腰痛には骨盤が大きく関係しています。
骨盤は体の中心部に位置し、上半身と下半身をつなぐ重要な役割を果たしています。

【骨盤の構造】
骨盤は、脊椎の下方に位置し、仙骨と尾骨、左右の腸骨、坐骨、恥骨から成ります。この構造が不安定だったり、正しい位置にないと腰部に負担がかかります。

【骨盤の歪み】
骨盤の歪みにはお腹の筋肉の腸腰筋や腹横筋などのインナーマッスルや臀筋(お尻の筋肉)や大腿四頭筋、ハムストリングス(モモの筋肉)などのアウターマッスルが大きく関与します。
これらの筋肉は全て骨盤に付着しており、筋肉が緊張することで骨盤を引っ張る動きをします。

日常生活の中での癖によって筋肉の緊張の左右差が生まれることで骨盤を片側が引っ張ることで歪みが生じます。

知らず知らずのうちに同じ方の筋肉ばかりを使い続けることでさらに歪みは大きくなります。
片足重心で立つ、足を組んで座る、運転中肘置きに手をついて運転するなど、あ!それしているかもという事も多いのではないのでしょうか。

また、座りっぱなし、立ちっぱなしなど左右差はなくても、前後での差が出る事で骨盤の前傾、後傾によって姿勢が大きく変わる事で腰に負担がかかり症状が現れる事も少なくありません。

また緊張している筋肉が原因のこともあれば、筋肉を支えるインナーマッスルが弱くなっていることが原因で歪むことも考えられます。

【正しい骨盤のケア】
まず大事なのは自分の骨盤がどのように歪んでいるのか理解することがとても大切です。

簡単な確認方法としては、

壁と腰の間に手のひらを差し込み、手のひらが一枚分入るくらいの隙間があれば、骨盤は正しい位置にあると考えられます。隙間が大きい場合は前傾、狭いなら後傾気味であるため、腰に大きな負担がかかりやすい為注意が必要です。

また、座り方も骨盤の傾き方によって腰の負担が大きくなります。

椅子に座る時は、骨盤の高さが地面に対して水平になるように、座面に坐骨(おしりの左右二つの骨)を均等に乗せることが大切です。足を組むのは歪みの原因になるのでやめましょう!

お尻を突き出して座ることで骨盤が立つことで脊柱が正しいカーブになることで腰の負担を減らすことができます。

また、骨盤に付着する筋肉が硬くなると、腰を動かした際に骨盤が動かず腰椎だけで動こうとすることで腰椎周りの筋肉が頑張りすぎた結果として腰の痛みが現れます。

なので、骨盤周りの筋肉を日々のケアとしてストレッチをすることもとても重要になります!

当院では院での施術だけでなく、日々の自宅でのケアもお伝えすることで早期改善を目指します!

腰痛でお困りの方はお気軽に【はり灸接骨院いのラボ】にご相談ください♪

執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄

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