テニス肘
- ビンやペットボトルの蓋を開ける時に痛む
- 雑巾やタオルを絞る時に痛む
- 肘の外側が痛く、物を持ち上げられない
- スポーツ時ラケットが振れない
- 痛みで力が入らない
テニス肘とは?
手首や手指を動かす筋肉に炎症がおき、肘の外側の部分に痛みが発症するものです。
医学的には”上腕骨外側上顆炎”と呼ばれています。
また、テニス肘は自然治癒することが少なく、再発もしやすい症状です。
テニス肘の原因とは?
テニス選手に多く発症する症状ですが、テニス以外のスポーツや家事など、繰り返し負担のかかる動作が加わることでも発症します。
仕事で重たいものを持つ動作や家事でタオルを絞る動作等、普段の何気ない動作の繰り返しにより痛みが生じてきます。
テニス肘は安静にしている時には痛みが生じないことが多いですが、症状が悪化してくると何もしていない状態でも痛みが生じてきます。
テニス肘の痛みに対する3つのアプローチ
セルフケア
通院できない時や痛みが出た時などいつでも自分でケアすることができます。
痛みを感じた際にセルフケアを行うことで痛みの軽減に繋がりますが、根本的に改善をしたい場合は専門家への受診をオススメします。
接骨院
テニス肘は放っておいて治る症状でないことが多いです。
安静にできる状況であれば安静にして頂く必要がありますが、仕事等で動かすことが多いようであればその都度使った筋肉を緩めることが大切です。
また、肩首の筋肉の硬さや体の使い方などから肘に負担がかかっている場合があり、そこにも接骨院はアプローチできます。
また、自分では気づけないような痛みの原因になる動作の改善が出来るよう日常生活でのアドバイスも活用して頂くことで早期回復に繋がります。
病院
骨や筋肉の状態などを画像で詳しくみることができます。
仕事や日常生活等支障が出るほど痛みが強い方はステロイド注射等を使って一時的に痛みを緩和することができます。
しかし、ステロイド注射や投薬は組織や内臓等に負担がかかることがあるため、長期的な使用には注意が必要です。
マッサージと接骨院の違い
マッサージ
・無資格または民間資格のスタッフが行っている事が多く、整骨院に比べると価格がリーズナブルになっている事が多い
・構造学・解剖学的な知識が豊富なわけではないので、骨格部分へのアプローチをできるマッサージ店は少なく、あくまで筋肉へのアプローチが中心になる
・骨格が歪んだままの状態で定着している為、一定時間立つと骨格に引っ張られる形で筋肉が凝り固まり、痛みが再発する
接骨院
・ 国家資格を持った施術者が在籍しているので解剖学的知識があり根本的な原因に対してもアプローチすることができる
・根本的な原因にアプローチしていくので肩こりなどその他の症状を含めて、症状の再発が発生しにくい状態を作る事ができる
・骨盤矯正だけ・整体施術だけをメインにしている整骨院もあるので必ずしも筋肉と骨格の両方にアプローチしているわけではない(店舗選びが重要)
いのラボグループのテニス肘の痛みに対する施術法
筋骨格調整
いのラボグループでは、当院独自の筋骨格調整で患部を直接アプローチしたり、原因となる筋肉や筋膜からしっかりと施術を行います。
また、セルフケアの行い方やポイントもお伝えし、当院に通院出来ない時間もセルフケアを行って頂くことで早期改善が望めます。
よくある質問
- テニス肘の確かめ方は?
- まずテニス肘とは手首を上に起こしたり、指を伸ばしたりするときに肘の外側に鋭い痛みが走る肘の疾患です。テニス肘が疑われる場合は、肘を伸ばした状態で手首を反らす「手関節伸展テスト(トムセンテスト)」、肘を伸ばして物(椅子など)を掴み持ち上げる「チェアテスト」、肘と手を伸ばして中指だけを医師が押さえる「中指伸展テスト」を行って、外側の肘に痛みが現れるかどうかを確認します。ただし、この検査法は専門知識がないと正確に行うことができないため、正確な診断を行うためには専門医を受診しましょう!
- テニス肘はサポーターをした方が良いですか?
- 力仕事や筋トレ、テニスや野球などのスポーツで肘を酷使していると、痛みを生じて肘を動かすのが苦痛になってしまうことがあります。 そんなときには、「肘サポーター」を使って負担感を軽減することが大切とされています。当院では、肘のサポーターは使用せず、自宅で簡単にできるセルフケアで症状の改善を図ります。サポーターだけだと痛みは一時的に抑えられますが、痛みが出ている部分の改善にはつながっていません。それに比べて、当院のセルフケアでは痛みが出ないように筋肉や腱、靭帯といった体の組織に対してケアを行っていくので改善ができます。また再発予防にもつながります。
- テニスをしていない人でもなりますか?
- テニスのバックハンドの動作で痛みを感じることがあることから、テニス肘という別名で呼ばれることがありますが、実際にはスポーツ以外に、職業上での動作、日常生活動作などが原因となる場合の方が多いです。なので、テニスをしていない人でも手を酷使する職業の人はテニス肘になる可能性があります。当院では、どういった痛みなのか、どういうときに痛むのかを確認しながら治療していきます。痛みの出ている場所だけでなく、それ以外のところにもアプローチし早期改善を目指します。
まとめ
テニス肘は、手首の使いすぎで発症することが多い症状です。
肘の外側に痛みや違和感を感じたら手首や肘に負担のかかる動作をやめ、患部を安静に保ちましょう。
テニス肘は程度によって治癒までにかかる時間が大きく異なります。
放っておいても治るだろうと思わずに、お早めに専門家にご相談ください。