受診すべき?テニス肘の受診目安

2025年07月15日

肘の外側に痛みを感じたとき、「これってテニス肘かな?」「病院や整骨院に行くべき?」と悩んだことはありませんか?
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、早期のケアが大切な疾患です。今回は、受診の目安とセルフチェックのポイントをご紹介します。


◆ テニス肘の代表的な症状

まずは、以下のような症状がないかチェックしてみましょう。

  • ペットボトルのフタを開けると肘が痛む
  • タオルを絞る動作で肘の外側がズキッとする
  • 手首を動かすたびに肘に違和感がある
  • パソコンや包丁を長時間使った後に痛みが出る
  • 軽い物でも持ち上げると肘に痛みが走る

これらに当てはまる方は、テニス肘の可能性があります。


◆ 受診の目安は?

✅ 1週間以上痛みが続いている

数日安静にしても痛みが引かない場合は、組織に炎症が続いている可能性があります。

✅ 日常生活に支障が出ている

ドアノブが回せない、荷物が持てない、家事や仕事に支障が出ている場合は、専門的なケアが必要です。

✅ 痛みが徐々に強くなってきている

放置すると炎症が慢性化し、回復に時間がかかる恐れがあります。

✅ スポーツや仕事で腕を酷使する習慣がある

再発リスクが高いため、根本的な原因の見極めと予防対策が重要になります。


◆ 放っておくとどうなる?

初期のうちは我慢できる程度の痛みでも、放置すると炎症が広がり、慢性化することがあります。痛みの出る動作がどんどん増え、日常生活全体に影響を及ぼす可能性も。また、筋力の低下や関節の可動域制限につながるケースもあります。


◆ 専門家に相談するメリット

  • 正確な原因の評価と診断
  • 炎症の抑制・回復を促す施術
  • 再発予防のストレッチやトレーニング指導
  • 日常動作や姿勢、使い方の改善アドバイス

「少し痛いだけだから」と我慢せず、早めに相談することで、回復もスムーズになります。


◆ まとめ

テニス肘は誰にでも起こり得る“使いすぎ”による障害です。軽い症状でも、長引いたり悪化する前に対処することが大切です。
「これってテニス肘かも…?」と思ったら、無理をせず、ぜひ一度専門家にご相談ください。

執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄

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