「シンスプリント治療の第一歩」病院?接骨院?整体?どこに行くのが正解?

2025年09月19日

こんにちは。夏の疲れがたまってくる今日この頃。どうお過ごしですか?がんばってこの時期を乗り越えていきましょう。さて、今日は疲労からきやすいシンスプリントについてお話していきます。

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)は、運動を頻繁に行う人やランナーに多く見られる膝の内側や前側の痛みです。適切な治療を受けるためには、まず原因を理解し、適切な場所で治療を受けることが重要です。では、病院、接骨院、整体院のそれぞれの特徴と、どこに行くのが最適かについて詳しく解説します。

【1. 病院(整形外科)】

病院の整形外科は、医師が診断を行い、必要に応じて画像診断(X線、MRI)を実施します。シンスプリントの原因は、骨膜の炎症や骨の過負荷によるものですが、他の疾患(疲労骨折や腱の炎症など)と区別するためにも、医師の診断が不可欠です。治療は安静やアイシング、痛み止めの処方、必要に応じて物理療法などが行われます。また、原因となる動作や負荷の調整、リハビリの指導も受けられます。

【2. 接骨院(整骨院)】

接骨院は、柔道整復師が運営する施設で、骨折や脱臼の応急処置や、筋肉や関節の調整を行います。シンスプリントの痛みの軽減や、血行改善を目的とした手技療法が得意です。痛みの緩和や筋肉の緊張緩和、ストレッチ、運動指導などを受けられます。ただし、レントゲン撮影や詳細な診断はできないため、原因の特定には医師の診断を受けることが望ましいです。

【3. 整体院】 整体院は、身体のバランスや骨格の調整を行う民間療法の一つです。シンスプリントの痛みの根本原因が姿勢や歩き方の乱れ、筋肉のアンバランスにある場合には、整体の施術が効果的なこともあります。ただし、科学的根拠や医療資格を持たないケースも多いため、症状の原因が明確でない場合や重症の場合は、医療機関を受診することをおすすめします。

【どこに行くのが最適か?】

シンスプリントの治療においては、以下の段階を踏むのが望ましいです。

1. 初期の痛みや違和感がある場合:まずは整形外科(病院)で診断を受けることが最優先です。自己判断で放置すると、疲労骨折など重篤な疾患に進展する可能性があります。

2. 診断の結果、シンスプリントと判明した場合:痛みが軽度であれば、接骨院や整形外科のリハビリや物理療法、ストレッチ指導を受けるのも良いでしょう。

3. 姿勢や動作の改善が必要な場合:整体院の施術を併用することも有効です。ただし、医師の指示やリハビリと併用しながら進めることが重要です。

【まとめ】 シンスプリントの治療の第一歩は、正確な診断を受けることです。原因を特定し、適切な治療計画を立ててもらったうえで治療を行うことが重要です。自己判断や自己治療だけで済ませるのは危険です。痛みが続く場合や悪化する場合は、必ず専門医に相談してください。適切な治療と休養を取りながら、早期回復を目指しましょう。 もしもっと詳しい治療法や予防策について知りたい場合はいのラボまで!

○各院へのお問い合わせはこちらから!

「中之口いのまた接骨院」

〒950−1341

新潟市西蒲区道上4702

☎︎025−375−2231

診療時間 8:30〜12:00/15:00〜19:00

休診日:第2日曜日

「はり灸接骨院いのラボ近江院」

〒950−0971

新潟市中央区近江3−32−6

☎︎025−283−0100

診療時間 8:30〜12:00/15:00〜20:00

休診日:木曜午後、日曜日

「はり灸接骨院いのラボ小新院」

〒950−2024

新潟市西区小新西2−20−25

☎︎025−234-0123

診療時間 8:30〜12:00/15:00〜20:00

休診日:木曜午後、日曜日

執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄

関連記事