ジャンパー膝

2021年07月9日

皆さんこんにちは、新潟市中央区・新潟市西区はり灸接骨院いのラボ近江院・小新院です!

今回は膝の痛みの中でバスケットやバレー、サッカーにも多い「ジャンパー膝」についてお話させていただきます。

ジャンパー膝とは?

正式には膝蓋腱炎、大腿四頭筋付着部炎と呼ばれます。膝(大腿部の筋肉)を酷使するようなジャンプ動作などで誘発されることにより、この名称が付いたと考えられます。図の×印が付いたところがジャンパー膝で痛む部位となります。上の×印は大腿四頭筋付着部、下の×印は膝蓋腱(靱帯)の部分に炎症が起きた場合となります。似た疾患としては、オスグッド病あどが挙げれます。症状は似ていますが鑑別が必要です。レントゲンなどでは異常を認めることは少ないようです。

ジャンパー膝の原因とは?

ジャンパー膝は膝を酷使することによる使い過ぎが原因となるスポーツ障害となります。なのでジャンプ以外の動作、例えばボールを蹴るような動作でもジャンパー膝は起こります。

ジャンパー膝の症状とは?

・ジャンプで膝が痛む。

・走ると膝が痛む。

・ボールを蹴ると膝が痛む。

・膝を深く曲げると痛む。

・膝のお皿周辺に痛みを感じる。

・運動後に痛みが強くなるが休むと痛みは治まる。

などが挙げられます。

ジャンパー膝に行う治療とは?

基本的には安静にしていれば症状は快方に向かうことが多いようです。運動後には患部のアイシング、下肢のストレッチも有効です。

しかし、大会が近い、どうしても出たい試合がある。といった場合にはきちんとした治療が必要になります。なのでスポーツ障害に強い整形外科や整骨院への受診を行うことで早期回復が見込めると考えられます。成長痛の一言で片付けてはいけません。

ジャンパー膝は予防できるの?

使い過ぎによるものが原因となりますので、運動後の入念な下肢のストレッチ、患部のアイシングは症状が出ないうちから行っておくと効果的でしょう。また、再発防止にもなりますので是非行っていただきたいです。

・まとめ

今回はジャンパー膝についてお話させていただきました。やはりスポーツ少年・少女に多い疾患ですので早期に治療することをおすすめします。早期に復帰することが本人のためにもなりますし、再発予防のアドバイスもしてもらうことができます。完全に治しきらないと再発してしまうので家族、コーチのサポートが大切になると思います。

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執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄

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