四十肩五十肩について

2023年11月24日

みなさんこんにちは!今回のブログはいのラボ小新院の柔道整復師9年目の深口が担当いたします。

11月に入り一気に気温が下がり冬に近づいてきましたね。

みなさんも体調管理をしっかり行い冬本番に備えましょう!

さて今回の内容は四十肩・五十肩についてお話ししていきます。

四十肩・五十肩は主に中高年の方に見られる肩の痛みや運動制限の症状です。

これらの症状は肩の軟部組織(筋肉・筋膜・腱・靭帯・関節包など)や関節周囲の炎症や変性が原因で起こると言われています。

一般的な症状としては肩の痛み、可動域制限、夜間のズキズキとした痛みが挙げられます。

[原因]

四十肩・五十肩の原因は完全に特定されていませんが、いくつかの要因が関与していると考えられています。

1. 炎症と組織の変化: 肩の関節包や周囲の組織に炎症が起こり、これが肩の動きを制限する原因となります。組織の変化には、繊維化や硬直などが含まれます。

  インピンジメント(関節同士の衝突)によっても炎症が起こると言われています。

2. 血行不良: 肩周りの筋肉が硬くなってしまうことにより血液の十分な供給が行き渡らないことが、五十肩の発症に関与している可能性があります。血行不良が炎症を引き起こし、組織に損傷を与えることが考えられます。

3. 遺伝的な要因: 遺伝的な傾向が五十肩の発症に影響を与えることがあります。家族歴に五十肩がある場合、個人の発症リスクが高まる可能性があります。

4. 姿勢の問題: 長期間にわたる不良な姿勢が、肩関節周囲の組織に負担をかけ、炎症を引き起こす可能性があります。デスクワークや長時間の同じ姿勢での作業が原因となることがあります。

5. 代謝異常: 体内の代謝プロセスが乱れると、組織に十分な栄養が供給されない可能性があり、これが五十肩の発症に寄与する可能性があります。

これらの要因が組み合わさることにより、肩の関節周囲の組織に損傷が生じ、それが炎症や痛みを引き起こすと考えられています。ただし、五十肩の発症は個人差があり、これらの要因がすべての患者に当てはまるわけではありません。研究は今もなお進行中で、新たな発見が行われつつあります。

次は症状が時間の経過と共にどのように段階を踏んで進んでいくか紹介していきます。

[症状の段階]

四十肩・五十肩の症状には段階がいくつかあります。

[炎症期]

肩のゴリゴリするような感覚や引っかかりが数ヶ月〜数年続いた後に突発的に肩の痛みが発生します。

肩を動かしていなくてもズキズキするような痛みがあり、よく言われる安静時痛や夜間痛が出現します。

[拘縮期]

炎症期が終わるとこの段階へ移行します。

安静時痛や夜間痛が落ち着くと、次は極端に肩の可動域が減少します。

この段階になると人によってさまざまですが固まってしまって90°以上あげることが困難となります。

また動作時痛も生じてきます。

[凍結期]

この時期は痛みが軽減してきますが、可動域制限が主な症状となります。

[回復期]

人によってさまざまですが、自然と1〜2年かけて痛みや可動域制限が回復されると言われています。

完全に問題なく動かせる方もいらっしゃれば、痛みや可動域制限が多少残ってしまう方もいらっしゃいます。

四十肩五十肩の施術をいのラボ接骨院グループで行うのであれば『筋骨格調整』という身体の歪みと過緊張を起こしている筋肉に対して、根本的な改善を目指します。

また、四十肩五十肩は「はりきゅう施術」も効果がみられることがあります。はりで身体の深い部分の筋肉にも直接アプローチすることができますし、おきゅうでは温熱作用により筋緊張を緩和させたり、神経の異常な興奮を抑制させるといった効果も期待できます。はりきゅう施術においては、四十肩五十肩は健康保険での使用(医師の同意が必要)も認められておりますので、試してみる価値はあると思います。興味のある方はぜひ一度、いのラボ接骨院グループにお問い合わせください。※現在、全ての院で、はりきゅう施術が受けられる訳ではございません。詳しくは店舗へご確認ください。今回

執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄

関連記事