受診するべき?ジャンパー膝の重症度と受診の目安 ☝️

2025年06月24日

ジャンパー膝(膝蓋腱炎)は、ジャンプやダッシュ、急停止などを繰り返すことで膝蓋腱に負担がかかり、炎症や痛みを起こすスポーツ障害です。特にバスケットボールやバレーボール、サッカー、陸上競技などで多く見られます🏀🏐⚽️

最初は「なんとなく膝が重い」「運動後だけ少し痛む」といった軽い違和感から始まることが多いですが、症状が進行すると運動の継続が困難になるだけでなく、安静時にも痛みが出ることがあります。では、どのタイミングで病院を受診するべきなのでしょうか?ここではジャンパー膝の重症度と、受診の目安について解説します。

ジャンパー膝の重症度(ステージ分類)

ジャンパー膝は一般的に、以下の4段階に分けて重症度を評価します。

・ステージ1:運動後に痛みが出るが、プレーには支障なし
 → まだ初期段階。ストレッチやアイシング、運動量の調整で改善が見込めます。
・ステージ2:運動中・運動後に痛みが出るが、プレーは可能
 → 負担が蓄積しており、フォームの見直しや積極的なリハビリが必要。
・ステージ3:運動中に強い痛みが出て、プレーに支障が出る、日常生活に支障がでる、安静時も痛みがある💥
 → この段階で無理をすると、長期離脱や慢性化のリスクが高まります。
・ステージ4:腱が断裂しており、手術が必要な状態
 → 非常にまれですが、放置し続けるとここまで進行することも。

受診の目安

以下のような状態になったら、受診をおすすめします‼️

・膝のお皿の下を押すと明らかな圧痛(押した時の痛み)がある
・ジャンプや階段の昇り降りで毎回痛みが出る
・安静にしても数日以上痛みが引かない
・痛みがだんだん強くなってきている
・膝が腫れている、熱を持っている

スポーツを続けながら自然に治るケースもありますが、痛みを我慢しながらのプレーはかえって悪化させる原因になります。この時点で早めの受診ができると早期改善、全力でのスポーツ復帰が見込めます‼️痛みを我慢してのプレーはその後長期離脱の原因になります。それを、防ぐためにも早めの受診をしましょう☝️

まとめ

ジャンパー膝は、痛みの程度によって適切な対処が変わるスポーツ障害です。初期の段階で施術をすれば、競技を続けながらの回復も十分可能です。繰り返す膝の痛みを軽く考えず、「これはおかしいな」と感じたら、ぜひいのラボグループにお任せください✊

執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄

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