ばね指について

2024年09月27日

ばね指とは、指の腱鞘に炎症が起き、指の曲げ伸ばしに痛み等の障害が生じる疾患です。

正式には狭窄性腱鞘炎と言い、別名「弾発指(だんぱつし)」とも呼ばれます。

◎ばね指の症状には、次のようなものがあります。


・指を曲げた状態から伸ばすときにひっかかるようなバネ現象や痛みが走る
・指の付け根が押さえると痛い、腫れている
・触るとしこりのようなものを触れる
・指が完全に伸びない、曲がらない

◎ばね指が起こる原因

指の使いすぎ: 家事、パソコン作業、楽器演奏など、指を繰り返し使うことで、

腱鞘(けんしょう)という腱が通るトンネル部分が炎症を起こし、腱がスムーズに動けなくなります。

ホルモンバランスの変化: 更年期や妊娠中など、ホルモンバランスが乱れることで

発症しやすくなります。

糖尿病: 糖尿病患者さんは、ばね指になりやすい傾向があります。

◎ばね指の症状

指の付け根の痛み: 特に朝起きた時や、長時間同じ姿勢で指を使った後に痛みを感じることが

多いです。

腫れ: 指の付け根が腫れて、硬く感じる場合があります。

指の動きがぎこちない: 指を曲げたり伸ばしたりする際に、引っかかりを感じたり、

途中で止まってしまうことがあります。

バネ現象: 指を伸ばそうとすると、バネのように急に伸びてしまう症状です。

◎ばね指の進行

初期: 指の付け根に痛みや腫れを感じます。

中期: 指の動きがぎこちなくなり、バネ現象が現れます。

後期: 指が曲がったまま伸びなくなり、日常生活に支障をきたすことがあります。

◎ばね指の治療

保存療法:

安静: 指の使用を控える

薬物療法: 消炎鎮痛剤、ステロイド注射

物理療法: 温熱療法、超音波療法

手術療法: 保存療法で改善が見られない場合、手術によって腱鞘を切開し、

 腱がスムーズに動くようにします。

◎ばね指の予防

指の使いすぎに注意する: 定期的に休憩を取り、指をストレッチしましょう。

バランスの取れた食事: カルシウムやビタミンを十分に摂取しましょう。

適度な運動: 全身の血行を良くしましょう。

◎まとめ

ばね指は、早期に治療を開始すれば、保存療法で改善する場合が多いです。しかし、放置すると、

手術が必要になる場合もあります。 もし、指に痛みや違和感を感じたら、早めに当院まで

ご相談下さい!

ばね指のイラストの画像

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執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄

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