「五十肩だと思ったら…?肩甲骨を動かすだけで腕がスッと上がる理由」

2026年06月16日

こんにちは。今回も肩についてです。「腕が上がらない=五十肩」と思いがちですが、実は肩甲骨が固まっているだけで疑似五十肩になっているケースがあります。詳しく見ていきましょう。

■ そもそも「五十肩」とは?

一般的に言う五十肩は、医学的には
👉 肩関節周囲炎

  • 関節の炎症
  • 関節包の癒着

などによって
👉 本当に関節自体が硬くなる状態です。

この場合は

  • 強い痛み
  • 夜間痛
  • どの方向でも動かしにくい

といった特徴があります。


■ 実は多い「肩甲骨ロック型」

一方でよくあるのがこれ👇

👉 肩甲骨が動いていないだけ

本来、腕を上げるときは

  • 肩関節(腕の付け根)だけでなく
  • 肩甲骨も一緒に回転

しています。

この連動を
👉「肩甲上腕リズム(スキャプラリズム)」といいます。


■ 腕が上がる仕組み(超重要)

腕を上げるときの割合はざっくり

👉 肩関節:肩甲骨 = 2:1

つまり
👉 肩甲骨が動かないと、途中で詰まる


■ 肩甲骨が固まると何が起きる?

  • 可動域が足りない
  • 途中で引っかかる
  • 無理に上げようとして痛みが出る

→ 結果
👉「腕が上がらない=五十肩っぽい状態」になる


■ なぜ動かすだけでスッと上がるのか

① 可動域が一気に解放される

肩甲骨が動くと
👉 上に回旋するスペースができる

→ 腕の通り道が広がる


② インナーマッスルの負担が減る

肩甲骨が固定されていると
👉 小さい筋肉(ローテーターカフ)が過労状態

動くようになると
👉 力が分散されてラクに上がる


③ “詰まり(インピンジメント)”が減る

肩の中で起きやすいのが
👉 インピンジメント症候群

肩甲骨が動くと
👉 骨同士のスペースが広がり
👉 挟み込みが減る


④ 神経のブレーキが外れる

体は「危ない動き」を制限します。

肩甲骨が動かない状態だと
👉 脳が「これ以上上げるな」とブレーキ

動きが改善すると
👉 安全と判断してスッと上がる


■ じゃあ本物の五十肩との違いは?

● 肩甲骨タイプ(改善しやすい)

  • 動かすと可動域が変わる
  • ストレッチでその場で軽くなる
  • 日によって差がある

● 本物の五十肩

  • 何をしても痛い
  • 夜間痛が強い
  • 徐々に悪化している

👉 後者は無理せず受診が必要


■ 改善のコツ(超実用)

  • 肩だけじゃなく「背中から動かす」意識
  • 小さく肩甲骨を動かす練習から
  • 痛みが強い場合は無理しない

まとめ

  • 腕は「肩だけ」で上げているわけじゃない
  • 肩甲骨が動けば一気に改善するケースは多い
  • ただし本物の五十肩は別物なので見極めが重要

お困りの際には、いのラボグループまでご相談ください。

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執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄

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