野球肘 〈肘のスポーツ障害〉

2021年07月5日

こんにちは、新潟市中央区・新潟市西区はり灸接骨院いのラボ近江院・小新院です!

今回お話させていただくのは、前回の野球肩に続いてこれも多くの方がお悩みなられているであろう野球肘です!

今では投球制限制度の実施や球種制限、肘の定期検査の実施など様々な対策が取られるになり減少傾向にありますが、まだまだ多くの方が悩んでいる【野球肘】についてです。

昔からよく聞く名前ではありますが、実際どのようなメカニズム、原因があるのかを今回はお話していきたいと思います!

はじめに【野球肘】とは、投球動作によって起こる肘関節の障害の総称です。

野球肘の障害は、肘の外側、内側、後側の3つの部位に大きく分けられ、10代の投手の選手に多く、年齢によって損傷しやすい部位が異なるというのが特徴です。

①外側型

子供の野球肘に多いのがこの外側型野球肘です。
成長途中の子供の骨は軟骨成分が多く、大人と比べると投球による損傷が起こりやすいです。

肘の外側の小頭(しょうとう)という部分の障害です。離断性骨軟骨炎(りだんせいこつなんこつえん)とも呼ばれます。発生する頻度は内側型に比べると比較的少ないです。

初期に発見し、治療すれば、完全に治癒します。しかし、初期は痛みがあまりなく、痛みが出て、最悪の場合軟骨がはがれてしまいます。

軟骨部分がはがれるまでにおおよそ1~2年以上かかるので本人も周囲も気づかずに投げ続けることになります。

軟骨がはがれてしまうと手術が必要です。

また、手術をしても完治しない場合もあり、早期発見するためには、少しでも違和感や痛みがあれば検査をする必要があります。

②内側型(いわゆる野球肘)

肘の内側上顆(ないそくじょうか)という部分の障害です。内側の靱帯が骨についているところが、くり返し引っぱられ、骨・軟骨が傷つきます。
野球肘のなかでもっとも発生頻度が高く、10人に1~3人程度に起こります。 通常は2~4週間の投球中止で復帰できます。

高校生以上では内側の靱帯を損傷することが多く、重症な場合は手術が必要になることもあります。

 
 
③後側型

肘の肘頭(ちゅうとう)という部分の障害です。小学生にはあまり見られず、高校生以上で生じることが多いです。
投球動作ではボールリリースからフォロースルーのときに肘の後側・内側に痛みが出ます。肘を伸ばすときにも痛みがあり、肘が伸ばしにくくなります。
通常は2~4週間の投球中止が必要で、それでも治らない場合は手術が必要になることもあります。

おわりに

野球肘を発症した場合は、投球を中止して肘を安静にすることが最も重要で、ごく軽度の場合は、投球後のアイシングも効果的です。
しかし、痛みをこらえて投球を続けると症状の悪化につながるため、痛みが続く場合は患部の状態を確認することが必要です。

投球フォームの悪さや肩・股関節の固さなども発症の要因となります。
下半身の筋力不足で手投げになってしまったり、関節の動きが悪さから体の使い方に無理が生じてしまったりすることが、肘の痛みにつながります。
筋力強化やストレッチを行い、負担の少ない投球フォームを身につけることも重要です。
 
現在、野球肘に対する投球のガイドラインのようなものもあり、野球肘などのスポーツ障害に対する対策が増えてきていてチームスタッフ、周りの選手などの理解度も数年前に比べると確実に変わってきています。
なので少しでも違和感や痛み、脱力感などがあれば無理せず、早めの治療をお願いします。部活動などを休めずに我慢をして続けていても症状が悪化してしまうので違和感や痛みが出たら一度、新潟市中央区・新潟市西区はり灸接骨院いのラボ近江院・小新院にお問い合わせください。

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執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄

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