もう繰り返さない!

2025年08月19日

足底筋膜炎の再発を防ぐための生活習慣のコツ

足の裏やかかとにズキッとくる痛み…足底筋膜炎は一度よくなっても、間違った生活習慣を続けると再発しやすいという特徴があります。

実際、「痛みが引いたから運動を再開したらまた痛くなった」「何度も同じ場所が痛む」という声も多く聞かれます。

今回は、足底筋膜炎の再発を防ぐために、日常生活で気をつけたい習慣とセルフケアのコツをご紹介します。


◆ ① 長時間の立ちっぱなし・歩きっぱなしを避ける

長時間の立ち仕事や歩行は、足底筋膜に持続的な負荷がかかり、再発の原因になります。どうしても避けられない場合は、

  • こまめに足を休める
  • 靴を脱いで足裏をリラックスさせる
  • 仕事後にストレッチやアイシングをする

といった対策を取り入れましょう。


◆ ② 靴選びを見直す

意外と多いのが「靴」が原因の再発です。

◎ 再発予防におすすめの靴の特徴:

  • クッション性のあるソール
  • アーチサポートがしっかりしている
  • かかと部分が安定している(ヒールカウンター)
  • 足にしっかりフィットする(ゆるすぎず、きつすぎず)

外出や仕事用の靴だけでなく、室内スリッパもサポート力のあるものに変えると、負担を減らすことができます。


◆ ③ 毎日のストレッチ・足裏ケアを習慣に

症状がなくなっても、ケアをやめると筋膜は再び硬くなりがちです。1日数分でOKなので、継続しましょう。

おすすめのセルフケア:

  • 足底筋膜をやさしく伸ばすストレッチ
  • ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)のストレッチ
  • タオルギャザー運動で足の筋力維持
  • ゴルフボールやフォームローラーで軽い足裏マッサージ

◆ ④ 体重管理も大切

体重が増えると、当然ながら足への負担も増加します。特に急激な体重増加は、再発リスクを高める要因になります。

適度な運動や食事管理を心がけ、足に優しい生活習慣を意識しましょう。


◆ ⑤ 正しい歩き方を意識する

  • 歩幅が狭く、すり足になっていないか
  • 踵から着地し、つま先で蹴り出しているか
  • 片足に体重が偏っていないか

姿勢や歩き方のクセが再発に影響することも。気になる方は専門家にチェックしてもらうのもおすすめです。


◆ まとめ

足底筋膜炎は、生活習慣を少し見直すだけで再発を予防できるケースが多くあります。
「痛みがなくなった=完治」ではなく、日々のケアと習慣の積み重ねが再発防止のカギです。

当院では、足底筋膜炎のケアだけでなく、正しい歩き方や靴選びのアドバイス、セルフケアの指導も行っています。再発を防ぎたい方は、ぜひお気軽にご相談ください!

執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄

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