鵞足炎と変形性膝関節症の違いとは?膝の内側の痛みを見分けるポイント

2026年06月29日

「膝の内側が痛いけど、鵞足炎なのか変形性膝関節症なのかわからない」

実は、この2つの症状は痛む場所が似ているため、混同されることが少なくありません。

しかし原因や対処法は大きく異なります。

今回は、鵞足炎と変形性膝関節症の違いについてわかりやすく解説します。

鵞足炎とは?

鵞足炎(がそくえん)は、膝の内側にある「鵞足」と呼ばれる部分に炎症が起こる症状です。

鵞足とは、

・縫工筋(ほうこうきん)
・薄筋(はっきん)
・半腱様筋(はんけんようきん)

という3つの筋肉の腱が集まる場所です。

ランニングやウォーキング、スポーツなどで繰り返し負担がかかることで炎症が起こります。

変形性膝関節症とは?

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨がすり減り、関節自体が変形していく疾患です。

加齢や体重増加、筋力低下などが主な原因とされています。

中高年の女性に多くみられ、進行すると歩行や日常生活に支障をきたすことがあります。

鵞足炎と変形性膝関節症の違い

痛む場所

【鵞足炎】

膝のお皿より少し内側下方が痛みます。

押すとピンポイントで痛みが出ることが特徴です。

【変形性膝関節症】

膝関節の内側全体が痛みます。

関節の奥が痛むような感覚を訴える方も多くみられます。

発症しやすい年代

【鵞足炎】

・スポーツをしている学生
・ランナー
・運動習慣のある方

比較的若い年代にも多くみられます。

【変形性膝関節症】

・50代以降
・女性
・体重が増加している方

加齢に伴い発症しやすくなります。

症状の特徴

鵞足炎

・運動後に痛みが強くなる
・階段の昇り降りで痛む
・押すと痛い場所が明確
・安静で軽減しやすい

変形性膝関節症

・歩き始めが痛い
・正座がしづらい
・膝に水がたまることがある
・O脚が進行することがある
・膝の曲げ伸ばしがしにくい

実は両方を併発することもあります

変形性膝関節症の方は膝への負担が増えているため、二次的に鵞足炎を発症することがあります。

そのため、

「変形性膝関節症だから仕方ない」

と考えていた痛みが、実は鵞足炎によるものだったというケースも少なくありません。

適切な評価が重要になります。

当院での施術

当院では、膝だけでなく身体全体のバランスを確認しながら原因を評価します。

・手技療法
・鍼灸施術
・電気療法
・ストレッチ指導
・運動療法

などを組み合わせ、一人ひとりの状態に合わせた施術を行っています。

まとめ

膝の内側の痛みは、鵞足炎と変形性膝関節症のどちらでも起こる可能性があります。

しかし、

✅ 痛む場所

✅ 年齢層

✅ 症状の特徴

✅ 原因

には大きな違いがあります。

また、両方が同時に起こっているケースも少なくありません。

膝の痛みを放置すると症状が長引くこともあります。

「なかなか良くならない」
「階段の上り下りがつらい」
「運動を続けたい」

そんな方は、お気軽に当院までご相談ください。

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執筆者:柔道整復師
いのラボ接骨院グループ 代表
猪股真澄(治療家歴18年)

いのラボ接骨院グループ 代表 猪股真澄

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