膝の内側が痛い…それは鵞足炎かもしれません
2026年06月8日
「階段を上ると膝の内側が痛い」
「ランニング後に膝の内側がズキズキする」
「スポーツをしていると膝の内側に違和感がある」
このような症状でお悩みの方は、鵞足炎(がそくえん)かもしれません。
今回は膝の内側に起こる代表的な痛みの一つである鵞足炎について解説します。
鵞足炎とは?
鵞足(がそく)とは、膝の内側にある筋肉の腱が集まって付着する部分のことです。
縫工筋(ほうこうきん)
薄筋(はっきん)
半腱様筋(はんけんようきん)
この3つの筋肉がガチョウの足のように見えることから「鵞足」と呼ばれています。
この部分に繰り返し負担がかかることで炎症が起こり、痛みが発生する状態を鵞足炎といいます。
こんな症状はありませんか?
✅ 膝のお皿より少し内側・下側が痛い
✅ 階段の昇り降りで痛む
✅ ランニングやウォーキング後に痛みが強くなる
✅ 膝を曲げ伸ばしすると違和感がある
✅ 押すとピンポイントで痛い場所がある
特にランナーや部活動をしている学生、ゴルファーに多くみられます。
鵞足炎になる原因
① オーバーユース(使いすぎ)
最も多い原因です。
・ランニング距離の増加
・練習量の増加
・急な運動再開
などにより膝の内側へ負担が蓄積します。
② 太ももの筋肉の硬さ
太ももの前後や内側の筋肉が硬くなると、鵞足部への牽引力が強くなります。
筋肉の柔軟性低下は炎症の大きな要因になります。
③ 身体のバランス不良
・股関節の硬さ
・骨盤のゆがみ
・足部アーチの低下
・姿勢不良
これらによって膝への負担が増加し、鵞足炎を引き起こすことがあります。
放置するとどうなる?
初期は運動後だけの痛みですが、放置すると
・歩行時にも痛い
・階段がつらい
・正座ができない
・スポーツパフォーマンス低下
など日常生活にも支障が出る場合があります。
痛みを我慢しながら運動を続けると慢性化することもあるため注意が必要です。
鵞足炎に対する施術
当院では痛みのある膝だけでなく、原因となる身体全体のバランスを評価します。
手技療法
硬くなった筋肉や筋膜を緩め、膝への負担を軽減します。
鍼灸施術
炎症部位や関連する筋肉へアプローチし、痛みの軽減と回復促進を目指します。
電気療法
微弱電流や立体動態波などを活用し、炎症の抑制や組織修復をサポートします。
運動指導
再発予防のためにストレッチやセルフケアもお伝えしています。
ご自宅でできるセルフケア
太もものストレッチ
太ももの前後や内側の筋肉をしっかり伸ばしましょう。
アイシング
運動後に熱感や痛みがある場合は10~15分程度冷却します。
無理な運動を控える
痛みが強い時期は練習量を調整することも大切です。
まとめ
膝の内側の痛みは、鵞足炎が原因となっていることがあります。
特にスポーツをしている方や、最近運動量が増えた方は注意が必要です。
「そのうち治るだろう」と我慢していると慢性化するケースも少なくありません。
膝の内側の痛みが続く場合は、早めのケアがおすすめです。
気になる症状がありましたら、お気軽に当院までご相談ください。



